佐倉ばら会では、7月20日(土)に「サロントーク&バラの香水づくりワークショップ」を開催しました。
今回のサロントークは、昨年に引き続き、バラの香りのエキスパート、資生堂リサーチセンター時代に鈴木省三氏の協力のもと1,000種以上のバラの香りを調査・分析、調香し中村祥二氏らとともに「香りの7分類」を行ったパヒューマリー・ケミストである、蓬田バラの香り研究所所長の蓬田勝之氏を囲んでのサロントーク「バラの香りは生きている!」とバラの香水づくりワークショップとなりました。
ワークショップは、生花の香りを再現した8種類のバラの香りを組み合わせ、オリジナルのバラの香りのサシェ(香り袋)や香水(オード・トワレ)を実際につくるワークショップです。ご参加の皆様一人ひとりが、自分の好みの香りを組み合わせて探していき、オリジナルのバラの香りを調香していきます。香りをかぐことで、精神が鎮静的に働き、リラックス効果を期待できます。
ご参加の皆様は、バラの香りの秘めた力について学びながら、世界に1つだけのオリジナルのバラの香水を試行錯誤しながらつくる楽しい時間となりました。ご参加の皆様、どうもありがとうございました。
日程:2024年7月20日(土) 14:00~16:00
場所:夢咲くら館(佐倉市立図書館)1階 さくらゆめひろば
テーマ:バラの香りは生きている!
講 師:蓬田 勝之 氏(パヒューマリー・ケミスト、蓬田バラの香り研究所 所長)
クロサワ 早穂 氏(蓬田バラの香り研究所 代表取締役)
内 容:14:00~15:00 蓬田氏によるサロントーク「バラの香りは生きている!」
15:00~16:00 クロサワ氏と蓬田氏によるワークショップ「バラの香水づくり」
対 象:佐倉ばら会 正会員・一般の方
定 員:30名(先着順となります)
参加費:会員 3,500円(税込)
一般 4,000円(税込)
※参加費には、バラの香水(オード・トワレ)調香体験費用と実際に一人ひとりが作ります「バラの香水」と「かわいい持ち歩き用フレグランススプレー」「8種類から皆さんが選んだ香り玉」「香り玉を入れる袋」が含まれています。
申込締切:2024年7月12日(金)17:00まで(終了)
申込先:佐倉ばら会 事務局 (月~金 10時~17時)
TEL:080-5966-1187(担当:石川)までお電話にてお申込ください。
以下、蓬田氏からのご挨拶です。
「バラの香りは、花弁から発散され、半開初期が最も美しく香ります。従来、バラの香りの研究は、ローズオイルを対象に行っていましたが、モダンローズの香りが香料バラと質が違うことに気がつきました。そして、香料バラにはまったく含まれていないのにも関わらず、モダンローズのほとんどに含有されている成分を発見しました。
私たちはこれをティーローズ・エレメントと名づけました。この香りの成分のルーツを追求していくと、中国大陸の野生種ロサ・ギガンティアにたどり着きます。より美しいバラをもとめる育種交配の歴史の中で、西洋と東洋のバラが融合し、モダンローズの香りへと育まれてきたのです。モダンローズに含まれているティーローズ・エレメントの効果が研究により実証されています。心拍変動および脳波(CNV:随伴性陰性変動)測定の結果、鎮静作用に働くこと、唾液中のコルチゾールの分泌量を測定することで、ストレス緩和効果のあることも判りました。また、女性にとってうれしいスキンケア効果も認められています。
今回は、バラの香りは生きている!と題して皆さんと交流しながらお話していきます。」